【老若男女問わず見ないと損するレベル】いいづか雛のまつりin旧伊藤伝右衛門邸[イベントレポート]
2017年3月26日、福岡県飯塚市のイベント「いいづか雛のまつり」で旧伊藤伝右衛門邸へ行ってきました。菊池寛の小説「真珠夫人」や、NHK朝ドラ「花子とアン」に登場する蓮子のモデルとも言われる「柳原白蓮」さんゆかりの場所とのことで、「これ行かないともったいない」ってことでイベントレポートします。
そもそも、ことの発端はフリーペーパー「EP」から
FMラジオ「LOVE FM」で『飯塚市で街ぐるみで雛祭りやってるよ~』的なことを言っていたので「へ~そうなんだ凄いね、うちも雛人形あるしね」ぐらいの感覚でいたんですが、同じくLOVE FMさんが出してるフリーペーパー「EP」にもそれはもう華やかな写真が掲載されていました。
そうすると上の娘がこう言うわけです。
「私もお雛様見に行きたい!」
でも言われるまでは「飯塚市だし遠いしな~」ぐらいの感じだったんですけど、子供に言われるとねぇ。
じゃあ行こうじゃないか「いいづか雛のまつり」へ
ということで事前に駐車場を下調べ。Googleストリートビューによると
どうも目の前に駐車場があるっぽい。
ナビにもセットし「旧伊藤伝右衛門邸」を目指す。
「花子とアン」は流し見しててだいたいの話は知ってましたが、せっかく歴史的な場所に来るので予習して「オラ、ワクワクすっぞ」的な感じになりたいので、再度下調べ。
そもそも「旧伊藤伝右衛門邸」ってどんなところ。
簡単にまとめると
日本建築の粋を詰め込んだ建築物で技術的にも歴史的にもすごい!
- 飯塚の炭鉱王「伊藤伝右衛門」が残した邸宅で、日本建築の粋を詰め込んだ技術的にも歴史的にも評価の高い建築物
建築のみならず「伊藤伝右衛門」邸をとりまく庭園もすごい!
- 広大な回遊式庭園が広がり、2Fの歌人「柳原白蓮」さんの居室からの眺望が素晴らしい
菊池寛の小説「真珠夫人」のモデルとされている「柳原白蓮」さんの部屋に入れる!
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- 後に何度も映画やTVドラマ化された「真珠夫人」ですね。横山めぐみが主演でした。自分の中で「北の国から[初恋]」が横山めぐみを最初に知ったわー。
- 大和田伸也さん演じる伊藤伝右衛門モデルの役が明らかに悪役っぽかった。
NHK朝ドラ「花子とアン」にも「蓮子」という明らかに「柳原白蓮」さんがモデルの人出て来る!
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- いやー、もう「柳原白蓮」さん人気ありすぎですね。というか主役「村岡花子」のはずなんですけどね。
まとめると「歴史的」にも「建築的」にも「文学的」にも裏打ちがあるところなんですね。これはテンション上がるわー。
さて「旧伊藤伝右衛門」とナビにセットしやってきたぞ
いざ、旧伊藤伝右衛門邸をナビにセットし来てみると少し離れたところへ誘導される。(上のスクリーンショット参照)
「へ?」と思い、見てみると確かに「旧伊藤邸駐車場」と書いてありました。来館者が多くて目の前の駐車場がいっぱいになるので広めの特設駐車場を設けられたんでしょうね。
どうも徒歩5分以内みたいですね。さて向かいましょう!
さぁ、上の子は徒歩で下の子はベビーカーで出発。
もうあっという間に「旧伊藤伝右衛門邸」到着です。
門構えも立派。確かにこれは残すべき建築物ですね。
入ると看板が。この右手が受付で、左手がお土産屋さんの「ショップ白蓮」ですね。
こちらが「ショップ白蓮」さんでお店の前にアコーディオン奏者の方がいらっしゃいました。
「ショップ白蓮」さんの前にはいい感じの蔵が。。手塚治虫の「奇子」に出てきそうだわー。
入り口の前で係の方がお出迎え。靴をビニール袋に入れてもらうのと、ベビーカーを見てもらえるので助かります。
管内見取り図です。写真に関しては「撮影OK」の場所と「撮影NG」の場所があるとのことです。こ、これは広い!
しかも内装も素晴らしかったです。
入ると早速お雛様がお出迎え。もう子供とか普通に座れるんじゃないという雛壇。決してひな壇芸人のマネして乗らないでね。
廊下に一枚の長~い畳が。廊下に畳という発想はなかったわー。でも確かに板の間より冷たくないかもしれないですね。
アールヌーボー調の照明と板の間、屏風。確かに和洋折衷と言っても過言ではないですね。照明もなんともいい感じです。
襖絵もカッコイイわー。確かにこれは劣化しないようにガラスはめておいたほうがいいですね。
「花子とアン」コーナーで『赤毛のアン』になり切って写真も撮れるようです。
こぶりなおひな様も素敵ですね。
自分はこの押し入れの中にちょこんと座っているおひな様が好きでした。シンプルイズベスト。
途中廊下から望む景観もいい感じです。なんかいいですね。ほっこります。
もう例の座敷雛みたいですよね。写真撮影OKだったので撮りました。
刮目せよ!飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸の日本一の規模の座敷雛がコレだ!
いやーすごい。テーマが「平安」とのことでおひな様+ジオラマ的な感じですばらしかったです。
座敷雛が展示されている部屋からは見事な日本庭園が一望。なんかほっこりしますね。
これは「カメラの設定16:9にしないともったいないわー!」と思ってパシャリ。
設置にガイドの方曰く設置に3日かかっているようです。ここのおひな様は伊藤さんの持ち物ではなく、
飯塚におひな様をたくさん集められてる方がいたそうでその理由が「全ては子供たちのため」というエピソードもグッときました。
寄って撮ってみる。近くによると攻殻機動隊みたいでカッコイイわー。
手前の生け垣や花もいい仕事してるわー。これプラモデルのモデラーさんが本気で参戦したらもっと良くなりそうと期待しますね。
廊下にはお菊人形もたくさん
廊下にはお菊人形もたくさん。おばさまたちが「うちにもお菊人形あったわー」という昭和トークを繰り広げていました。
お菊人形って髪伸びたりとか恐怖の対象みたいに心霊番組に取り上げられてるけど本来はこの世代の「リカちゃん」みたいな感じなんですね。
(ちなみにここのお菊人形髪伸びませんからね!)
こちらが2Fの白蓮さんの部屋。お着物もきれい~!
全面大きな窓に囲まれて日当たりのいい素晴らしいお部屋でした。庭園を一望できるのも素晴らしいですね。
廊下で子供たちはしゃぎ過ぎだろ!(もちろんこの後教育的指導あり)
よっぽど畳敷きの廊下が気持ちよかったのかはしゃぐははしゃぐ。こら!廊下を走るな!
午前中で来館者も少なかったのでガイドの方も暖かく見守って頂きましたが次はちゃんと走らないで見れるようになろうね。
まるでカフェと見間違えそうなお部屋も
使い古したフローリングやテーブルの飴色具合もグッド!モダン家具もいいですね。木ならではのアジですね。カフェやりたいって思ってる方は参考になるんじゃないでしょうか。
奥に行くとおひな様体験コーナーがあってその先におひな様の「ポップアート調」の掛け軸が。これカッコイイですね。アンディ・ウォーホールっぽくて良かったです。
玄関入ってすぐ左にカッコイイ部屋発見!
ネットで調べた際にこの明るいお部屋で自分のプロフ写真撮れたらなーと思ってましたけど残念ながら立ち入り禁止。
ここで「伊藤伝右衛門」風にプロフ写真を撮ろう!ってイベントを飯塚市さんやってくれないですかね~。
以上「いいづか雛のまつりin旧伊藤伝右衛門邸」のイベントレポートでした。ご家族連れお子さん連れでもオススメのイベントです。(ただし廊下は走らないでね。)
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